境内をめぐる
境内のご案内
宝嶋寺には、大切に保存されている建物や文化財があります。
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仁王門
室町時代初期に創建された、桁行3間、梁間2間の欅(けやき)の円柱を用いた三間一戸の八脚門で、屋根は切妻造り、本瓦葺きとなっています。また、左右に脇間のある様式で、両脇間は前後にわかれており、仁王像は後室に祀られています。仁王門は、慶長の大火にも難を逃れたもので、昭和59年(1984年)には解体復元修理が行われて倉敷市指定重要文化財にも指定されています。遠目からはその姿は格子によって窺いづらいですが、近づいて格子の隙間から中を窺うと、仁王像の迫力のある凛々しいお姿をご覧いただけます。
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仁王門
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仁王門
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本堂・境内
本堂は寛政十年の再建で、このほか大師堂・十王堂・理源大師堂・鐘楼などが建っています。この一廓は広大な面積を有し、盛時には、このほかの多くの堂塔も立ち並んでいました。
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十一面観世音菩薩
苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に11の顔があり、全方向を見守っています。またそれぞれの顔は人々をなだめたり怒ったり、励ましてくれたりするといわれています。
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鐘楼
仏教寺院では時刻や非常を告げる施設として必ず設けられ,鐘の響きは功徳になるとされています。
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十王堂
閻魔大王、地蔵菩薩をはじめとして十王仏、司命・司録・奪衣婆の像を祀る。天井には天界の秘鳥「迦陵頻伽」が画かれ、宝嶋寺上空を飛遊し、ご参拝される皆様の救済を天空よりお守り下さっております。
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山上堂
境内北側の山上に位置し、山上大権現並びに石鎚大権現など諸神をお祀りしています。
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菩薩形の仏頭
県指定重要文化財となっている菩薩形の仏頭は桧材寄木造りで、漆箔がほどこされています。面容は非常に端麗で、鎌倉時代最盛期の稀にみる傑作といわれています。
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二躯の天部立像
平安時代作とされる二躯の天部立像(倉敷市重要文化財)は美術史・歴史的価値は極めて高く、県下では最古の像の一です。
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庭園
備中代官であった小堀遠州公からは伽藍の復興のため寺領の寄進、庭園の整備をし、茶室笑宿亭を建立(後に「松石亭」と改め再建)。当時植栽の雌雄二株の山桃は県下八番目の大樹となり、遠州庭園に雄姿を誇っています。
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通用門
寺務所入り口です。客殿へとつづいています。
御朱印の受付はこちらへお越しください。 -
客殿
玄関は皮葺の向唐破風です。持仏堂。
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寂嚴堂
大平山山上に寂嚴和上の墓所である寂嚴堂があります。
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稲荷堂
天降正一位稲荷大明神をお祀りしています。
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二十六番庵
連島西国第二十六番札所です。
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谷汲寺
連島西国第三十三番札所です。
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西福寺
北面山西福寺です。本尊には薬師如来をお祀りしています。


















